自由

「あなたにとって自由とはなんですか」
優しいまなざしが突き刺さるように注がれた瞬間、身体が硬直して返答に戸惑ってしまった。

1942年、真珠湾攻撃に伴い、ルーズベルト大統領はアメリカ人定義を、「アメリカに忠誠を誓う者」から「日系および日本人を除く、アメリカに忠誠を誓う者」と改めた。

人種差別、重労働に耐えながらも、勤勉で教育熱心と評価を培ってきた日系人は、一夜ですべての自由を失った。

家族は収容所へ。若者は自由をそして家族を奪い取った国への忠誠を証明するために兵士として、第442連隊戦闘団が編成された。日本人が故に過酷な戦場におくられた兵士達の勇敢ぶりはアメリカ史上、最も多くの勲章を受け、そして最も高い死傷者率を出したことが証明している。
戦後、その勇敢戦闘、断腸の思いであっただろう経験、偏見も蔑視も、矜持を持って誇り高く気品を守り抜いてきた。

アメリカ合衆国で民間人に与えられる最高位の勲章(議会名誉黄金勲章)が昨年、オバマ大統領より授与された第442連隊戦闘団。

アメリカで一番はじめに日本人を排除したポートランド市には沢山の兵士の方がこの部隊に所属していた。

表彰会と兵士の皆さんとの顕彰会にお誘いいただく光栄に預かった私と夫。

生存される兵士さんのこの言葉。涙するしかお返事ができませんでした。


生存者の皆さんは皆90歳以上のお元気な方ばかり。
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昼食会では100歳の兵士さんが飄々と舞台に上がり、20分もスピーチされるお元気ぶり。

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週末にお誘いした日系3世のご主人と、日本人の奥様。
ブルスケッタと桃も生ハム巻きの前菜から。
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ブランジーニはタラゴンをお腹にいれ、ラディキオを巻いてグリルし、ブラッタチーズと桃のサラダと、紫ポテトのローストを添えて。
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キノコのラップ焼きは、リキュールと生クリームをたらし、余っていたタラゴンを混ぜてロースト。
おもてなし中だとなかなか写真が撮れませんね。

奇麗な奥様が「日系人の方は、私たちのように帰る場所がないから、アメリカ人と言わないと居場所がなくなってしまう」という、お言葉とっても印象的でした。

自由を奪い取られた人々、今も世界中で抑圧されている人々。自分の幸運を思いながら、自分だったらどうしていただろうとの疑問が身体から離れない毎日です。
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