出張

unsophisticated


独身時代は毎年2月初旬は家具付きアパートを借りて2週間程必ずマイアミに。

大きなアンテイークショウがいくつも立て続けに開かれるから、大抵の同業者は此処に集まる。

12年ぶりに訪れたマイアミ。実は私のような短気には肌が合わない街。

人々は陽気でフレンドリーだけれど、英語も通じず、カルチャーも何とも派手で深みに欠ける。

久しぶりに合う同僚達と出かけた夕食。

10人もの大人数、なんだか同窓会のようで昔話に花が咲くけれど、結局、マイアミの長期滞在は、あまりの仕事のできなさで、笑い話になる。

そして隣に座った言葉数少ない20年来の友人がぽろっとつぶやいた。

「まあ、野暮ったいてことだな。」(unsophisticated is the exact word.)


ポートランドから随分遠いマイアミ(飛行時間7時間)。ホテル1hotelsが良かったから、救われる。夜10時半に入ったのに、既に友人がロビーで飲もう!と待っている(汗)。イタリア人と飲むと何時も不思議な事がおこる。次々とイタリア人が登場する。1時にはなんと7人のイタリア人と私。
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3時間の時差で、起きれず朝食を逃してショウへ直行。
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同僚達との夕食は仕事を終えてからの夜9時から。ホテルの車に住所を伝えると「本当?」と懐疑的。なんだか、あぶなーい場所、しかもその住所にはそのレストランらしきものがない。
友人が「もうはじめてるよー、でも看板出てないからね!」
運転手の若いCubanのお兄さんが
「なにか違法なところに行くんですかあああ?」と言われる始末。
Bouncer が真っ黒なドアを開けたら、別世界。お味はまあまあのトレンディーレストラン、中年の私達、まあ浮いています(笑)。

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仕事と言えども、絶対半日は遊ぶと決めてた私。水着を持ってきたのに、、、その半日に限ってストーム。

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ビーチは諦めて、探し出した本屋さんさん。此処がなかなかの品揃え。
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この手の本を読むと背筋が伸びる。命をかけて情報を伝えるジャーナリストがいるからこそ、私たちは学び、同じ間違いを繰り返しては行けない事を学ぶのだ。

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またまた夕食は同僚達と。イタリア人人口が多いマイアミ、友人のイタリア人が此処のレストランは本場とおすすめ。

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テーブルの隣で作っているパスタをそのまま調理してくださるんですから、それは美味しい。小さな小さな可愛らしい、なんとも心温まるレストランでした。


3泊4日、仕事といいながらよく遊びました。その後ロスへ直行です。、もう少しおつきあくださいね。

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I miss you.

1泊の出張だってすべてを箇条書きにしておかないと、ぽろりと夫の脳から落ちでしまう。

メイルで息子の必要な宿題、スナック、学校への送迎時間、アクティビティを細かく支持し、家中に着替えから朝食、学校へ持っていくおやつ、すべてに大きなでテープで支持を貼付けて出て行く私。

出張から帰ってきた私に息子が大声で、

「おかあさん、、、I missed you! and I missed your organization!!!」 (お母さんにあいたくて寂しかったよ、それからお母さんの準備がなくて困ったよ)

お父さん、宿題も忘れて、朝ご飯も食べなかったそうです。


いつもお世話になるマスター。一見さんお断りでしかも名前を絶対出してはいかないのが鉄則。どんな有名人でも紹介がなければ入れてくれない、徹底完璧主義。最近は電話のメッセージが「Please do not leave the messgae (メッセージを残さないでください)」ですから大笑い。最近はあのAnthony Bourdainを立ち入り禁止にしたようで、、、。でもお料理はさすが。何もかもが絶品。
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お昼はいつも仕事しながら便利なbottga louieで。新鮮な食材をお洒落に盛りつけするここの技は、お料理のとっても良い勉強に。

居なくなると有り難い、母親業ですね。



その2

何かがコトンと落ちた私は、いつもならギシギシに詰まっているスケジュールを、大変更。

いつもなら駆け足ですませる仕事を、ゆっくり食事をしながら長年の同業者と世間話。

同業者の彼が「時間があるって聞いたのは初めてだなあ」と笑い顔。

なんだか新しい物を発見したようで、笑顔が絶えない私。

いつも滞在するホテルのベルボーイさんとも何となく立ち話を。

23歳の彼、大都会のしかもお金とルックスが物を言うロサンゼルス、仕事は決して良いことばかりではないだろうと、同情する母親心。

「今日を変えられるのは、自身だけだものね。君は思慮深いから大丈夫だよ。」

言いながらチェックアウトをすると、名刺をもらえるかなと彼。

ポートランドに飛行機が到着すると、彼からの写真入りテキストが4つ。

これを見ていた夫が大笑い。

「君は錆びているねえ。ナンパされてるんだよ。市場から遠退いて長いからねえ、、、」

やはり妙に親和的だと勘違いされるらしい。


80F (26C)だったカリフォルニア、2時間の飛行時間が経つと30F(1C )のポートランド。空気が美しい。
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毎日食べるようになったキノアサラダ。実はトレーナーさんから教えたもらったレシピ。
キノア、アボガド、トマト、オリーブ、万能ねぎをまぜて、オリーブオイルを混ぜるだけ。タンパク質のバランスが良いとのこと、、、美味しいからこそ毎日ランチで頂けます。



vulnerability

気管支炎にインフルエンザ。家族がサイクルから落ちてから、仕事に子育て、そして家事、なかなかサイクルに乗り切れない私の生活。

何もかもつかめないけど、飛行機に乗り込んだ出張。

妙に親和的な男性が私の隣席へ。

飛行機は読書に自分を浸からせられる貴重な時間。いつもだったら挨拶をするとそのまま本に顔を埋め込む私。

なんだろう。

話し始めたら、なんだか吸い込まれてしまった。

自身の繊細な部分(vulnerability)を10%無防備にしておくこと、それが誠実なコミュニケーションができる鍵だと。

人生は優しくないから、年を取ってくると世間を斜めに見るようになる。

飛行機がロサンゼルスに着いたとき、自分の傷つきやすい弱さを守るために、いつも鎧を付けていた私の身体から重しが落ち、平穏が巻き付いた。


悪友が夕食に誘ってくれた夜。溢れ出るレストランの数なのに、共通の友人達とばったり。嬉しい偶然。
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4人で始まった夕食。素朴でカジュアルで小さなレストラン、ロスでは今一番のはやりのスタイルだとのこと。当にそのままのポートランドスタイルなので、カリフォルニアにいるとは思えない。
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ウニとブラッタチーズにゆずソーズを添えて。ハマチの刺身はハラペーニョとニンニクに特製ソース。なかなかのおもしろ創作お料理。次々と出てくる美味な品々。ワインが廻ってきたので写真は撮り忘れ。

いつもだったら焦燥で苛立を感じるロサンゼルス。なぜかしら、つまらないことは全く見えなくなっている私に、自身がびっくり。覚醒経験でした。



嘘も方便

生き馬の眼を抜くと噂されるこの業界に入ってもう20年。紆余曲折、年季が入ると同士もできる。

久しぶりにロスでの業界トレードショウがあるとのことで、遠方から同士達が集まって夕食へ。

前回あまりに美味しかったMozza。また行きたいと、1ヶ月以上の予約待ちを承知の上で、わがままを言い出した私。日曜日の夕食、言い出したのは当日の午後の2時。筋金入りの交渉者達もさすがにお手上げ。

此処で腕を争いたい男性陣。同士の一人が、シッと指を立てて、静かにとジェスチャーを示しながら、携帯を耳に当てた。

突然彼の口からは流暢なイギリスアクセントの英語が飛び出した。

「イギリスのプレスですが、本日、VIが日本、そしてイタリアからやってきます。是非ロサンゼルスの一番美味しいレストランにて接待したいのですが」

イギリスアクセントに滔々でる嘘話、レストラン側はピークの7時、5人のテーブルを用意してくれることに。

嘘も方便、さすが我が悪友。


真っ暗な証明で写真は全滅ですが、男性4人に私、皆お料理大好きなグルメばかり。お皿をまわしながら食べれる仲ですから、ワインもすすみます。誰もがが太鼓判を押したお料理、なにを食べてもうなり声が。

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最近、よくはずれるリッツ。ロスもはずれました。

生き残っていくために、仕事中毒の私たち、これを分かち合える同士、大事な宝です。