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Estate sales

パンクして乗っていない私の古い自転車をガレージで見ながら、

「これも売るの?」もう2、3年の付き合いになるハンデイマンの彼。

「9割以上は処分するから、もちろんよ。」

「いくら?」

正直でよく働く彼、勉強が嫌いだったから良い仕事に就けないけれど、頑張ってビジネスを少しずつ上げていきたいといつも言っている。

「タダで持っていいよ。それから小さなお子さんがいるでしょ、他に欲しいものがあったら持って行ってね。」

気まずそうに子ども用の自転車と椅子を持って帰った。

3ヶ月かけて家のすべてを整理した私。

Estate Sales業者さんは繊細で優しい方だけれど、洗練されていないのだろう、市場価値が少しずれている。

さあ、セールスの前日、業者さんが顧客を我が家に連れてきた。

ブリーチされたブロンド、年齢は私と同じぐらいだろう。着飾った宝飾品もいやらしい。

あれもこれも欲しいと言った彼女、市場の10分の一の値段を恥じもなく提示するから、その厚化粧は恥顔を隠しているのだろうか。

「私の別荘にね、欲しいのよ。特にこのソファー、$1500でどう?だって中古だし、、、海外に引っ越しでしょう。?私のお金受け取った方がいいわよ。」

不動産屋に罵られ、車のバイヤーに罵られ、この3ヶ月間、私の選択してきたものを全て罵られ、疲労を越した私の脳細胞はもう動かず。

「あなたに売るんだったら裏庭で焼き放ちます(I rather burn it in my backyard than selling to you.)」

口がすべりました。

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引越し荷物に、保管荷物、そして売りに出す物、処分する物。とにかくものがあります。

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私のオフィスもこの様子。
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そしてリビングも。
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友人と別れなければいけない息子。毎週友人がお泊りに来ます。もうお皿もないから、ペーパープレートでBBQを使ってハンバーガーを作るのが日課。私は飽きました、、、。


優しいEstate Salesの業者さんが半泣きで、「落ち着いて落ち着いて!彼女が侮辱しているのは明らかだから、、、」と私を止めてくれました。けれど、次の日もう少し出すからあれ欲しいと電話してきた彼女。人間の質はここに出ます。





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I will really miss you.

「つけられてるな」

ぴたりと後ろについたかと思うと横に寄せようと、赤い車。

高速を降りてもついてくる。

そして止まった信号、横につけた車の窓が開いた。

"I LOVE YOUR CAR!!!!!!" (格好良い車!)

と叫びながら手を振ってきた若いアメリカ人女性。

"That is why you are following me? " (そうか、それでついてきたの?)

"YES!!!"

と言って去って行った。

いかにもアメリカ。

がさつで、大雑把で、感情的なアメリカ。

だけど、大らかで親和的でそしてOutcastがOutcastとして生きていけるアメリカ。

I will really miss you.

息子からの母の日にはお手製のカード。息子の子供夕食に飽きてしまった私は、常時用意してある野菜やその他ものロモロをBowlに盛って食べる毎日。アメリカ版作り置き食です。
IMG_3358_convert_20170530021239.jpgワシントン州、そしてポートランド市のチェストーナメントでもトロフィーを獲得してきた息子。これも日本に持っていくそうです。
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そしてこの風景も。現実化してきた日本引越し。感傷的ではない私が、未練がましくやっぱりアメリカにいたい。
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友人がお心使いしてくださって、ポートランドの香りがする贈り物を届けてくださいました。ポートランドの物をと考えてくださったんだなと、その気持ちが本当に嬉しい。ありがとう。


石橋の存在だって確かめずに先に飛んでしまう私。今頃現実に直面しました。

走りたい。

ずっと走ってきたから、そしてずっと走りたいから。

家庭を持って、常時つまずいている漠然としたこの思い。

マイナスをゼロにする仕事、家を片付け、洗濯をし、食事に家計、子どもの宿題に習い事、、、、、終わりがないこの葛藤。

だから食事のお皿を変えてみたり、お花を飾ってみたり、一瞬の満足感を得られなければ、次に進めない。

でもその一瞬も次の諸行ですぐ掻き消されていく。

子どもを育てるとは、家庭を保つとは、こういうことなんだと自分に言い聞かせても、必ずまた湧き出るこの割り切れなさ。

何かを諦めているから、犠牲にしているからと思っているからだろう。

自分の仕事を削りながら保っている家庭の生活。

100%走れる夫を裏ましいと思う私は器が小さいのだろうか。

桜が綺麗な春に、自分用の夕食。息子は隣で焼きそばを食べていますが(笑)。

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慰めですね。美しい花も。
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この家で最後になる夕食会。知的な女性たち、皆様さすがです。

そう、自分のために全力疾走したい。世の中の家庭を持つ皆様、この思い、どうされているのでしょう。




the first step for the new endeavor

半世紀を生きていると驚くほど物がある。

特に夫。

東京はここの4/1の広さのマンション、物を処分する良い機会。

結婚する時に私の6倍の荷物を持ってきて引越し業者に驚かれた夫。

箱を開けるたびに

「これね、8歳の時に作ったレポートなんだよ、、」と感慨深い彼。

「でもね、54歳ですから一つずつ想いを入れていたらあなた、一生引越しはできないでしょう。」

我が家は私が男性で夫が女性といわれる所以です。


夫が敬愛する方から頂いた大切な大切なワイン、夫を見送り出す前日にステーキと一緒にいただきました。日本人の方が作り出すワイン、さすが、繊細。
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この木蓮の大木を見るのも今年で最後になりました。
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桜が満開のポートランド。

夫は4月から東京ではじめの一歩、私どもは6月下旬に立ちます。

胸の熱くなるたくさんのコメントありがとうございました。見えないところでこんなに沢山の方に支えてくださっているんだなと、毎回胸を押さえてコメントを読ませていただきました。走り回りながら、愚痴もこぼします、倒れ寝もします、怒鳴り声もあげます。。。人間として決して褒めれるものではありません。こんな私に、こんな暖かいお言葉、本当に本当にありがとうございます。これからもどうぞお付き合いください。


人生の皮肉

八方塞りだった日本。

25年前、降り立った空港で聞かれた簡単な英語がわからなかった私。

伝も資金もないけれど希望とやる気だけで踏んだアメリカの土地。

日本での学歴も経験も、すべてがゼロ。

自身の実力で判断されるアメリカ。


一からの振り出し。

やっと辿り着けた仕事。でも電話で聞き取れないビジネス英語が悔しくて、、、、涙することも。

涙することさえ悔しい私。

日本へ帰れば肩書きと経歴でやっていけるかもと荷物をまとめたのが2回。

でも帰れなかった。自分で決めたことだから。

理解不能な他の文化での長い手探りだったけれど、やっと足がついた事業。

そう、アメリカで自分が自分として生きていけると、見つけた場所。

アメリカ人の夫に出会い、アメリカ市民、日本人として生きていくことに心地よさをやっとの思いで見つけた私。

まさかそのアメリカ人夫が日本で大きな仕事に迎えていただき、私が日本に帰るとは思いもしませんでした。

人生の皮肉とはこのことです。


私がほとんどお料理ができないのに、息子は日曜日にはメニューを作り、お昼を作ってくれます。こちらは注文した”オシャレなフルーツと野菜の盛り合わせ”。デザートも最近は毎週焼いてくれます。

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大人の女性とはこの方を言うのだな思うサプリメント管理士さん。毎年素敵な贈り物を送ってくださいます。思いが嬉しくて、嬉しくて、胸を押さえた次第です。美味しくて、待てなくって、、、口に入ってしまったもの、、、が写真になくてごめんなさい。お礼が遅れてしまって、、、失礼しました。本当に本当にありがとうございます。猫ちゃんの手ぬぐい、重宝しております。
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家の売却、日本での住居、息子の学校、そして私の仕事の締め。少しブログの更新はできそうにありませんが、どうぞ宜しくお願いします。逆駐在で日本へ3年間。東京のど真ん中で、何を吸収しましょうか。


人間油断してはいけませんね。まさかアメリカ人夫が私を自国へ引き返すとは思ってもおりませんでした。