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みつば


頼まれごとなんだろう。中年の男性が野菜を目の前に電話を抱えている。

「パクチーは三つ葉か?パクチーしかないよ。三つ葉はパクチーと同じだろう?」

聞こえてしまったからもう仕方ない。だって三つ葉とパクチーは違うどころか、店の中での区分けが違う。

彼には見つかるわけがない。

さっとみつばのパッケージをつかんで、

「会話が聞こえちゃった、ごめんなさい」

と手渡した私。

私だって、特殊なネジを探してこいってDIYに行かされたら、完全迷子である。

驚いたのだろうか電話を耳に当てながら深いお辞儀をした紳士。

その後、迷路のようなスーパーで私を探し出したのだろう

「お姉さん、食パンはどこにある?」

マンションの下で毎日お世話になっているスーパーだもの。

「この先を右に行ったらパンがいっぱいありますよ。」

その後、食パンをとみつばを手に、私を探し出したらしい彼が

「お姉さん、ありがとう。」

私だって一定の位置にいないのだから、わざわざ探してくれたのだろう。

そして支払いを終えた後、この迷路のようなマーケット内、また見つけてくれた紳士。

「お姉さん、本当にありがとう。」

そんなに感謝されたら私の方が100倍、嬉しいですよ。

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インペリアルホテルの桜もさすが。日本の桜はどこへいけども心が動く。
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気候が激しく変わる東京、虹もこの高層ビルから大きく見える
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要するに、わかりにくい場所宮坂だからこそ、そそるのかもしれない人間の欲望。お料理もサービスも最高でしたけど。この手の会食が多くなってまいりました。

でもね、みつばを探す中年紳士とのスーパーが私には一番。












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スーツケース


できればスーツケースを預けたくないのが、アメリカで生活で染み付いた飛行機に乗る時の心得。

失くされるどころか、中身を引き抜かぬかれることだってしばしばある。

貴重品をスーツケースに入れるほど野暮でないのに、お土産のチョコレートやスカーフを盗まれるとさすがに腹がたつ。

大事な友人に会いに息子と九州へ、日本国内旅行だけれど、私の頭の中は疑いものなくアメリカ国内旅行と同じ感覚。

福岡空港で荷物受け取りで目が飛び出るほど驚く私。

皆さん、手荷物まで預けていらっしゃる。

一瞬、目を疑いながら、「ああ、これが真の底まで安全を保証されている国の証拠なのだ」

人間にとって一番大切な安全がここまで確保できる国が世界でどのくらいあるのだろうか。

片手の指で数えるほどしかない。

さあ、どこまでこれを保持できるだろう。


出張を兼ねてロスへ。故郷へ帰ったような気がする。
IMG_4290.jpeg旧友との時間が、人生で一番大切にな時間。
IMG_4287.jpegNYからやってきたから、ロスのレストランシーンはちっとも面白くないとはっきりおっしゃるホステスさんが正直で気持ちいい。Avra
IMG_4265.jpeg Baby shower も息子の誕生日のケータリングも、そして独身時代の夕食も、お世話になったJoans on 3rd ,必ず立ち寄りたい。


ふと身の危険を2度ほど感じたロス出張、日常だったこの危険が短い日本生活ですっかり錆びました。

カイロ

「一体この素晴らしいものはなんなの?」

と寒い土曜日にゴルフから帰ってきた夫。

同僚の方が気を遣ってくださり、カイロを用意していただいた様子。

「温度だって熱くなりすぎないし、どこにでもつけれらるし、なんでアメリカにないの?」

「うーん。私が学生の頃からあるから日本には随分前から浸透しているわね。アメリカではそういえば見かけないけど。」

嬉しそうに中身に何が入っているか調べてる夫。

あまりに嬉しそうだったので、10袋入を購入したが一向に使う様子なし。

ふと思うと、、、、よく見かけますよね。寒い冬に半袖で電車に乗っていらっしゃる外国人の方。

それです。我が家の男性陣は代謝が違うのでございます。


早起きすると3文徳。美しい朝焼けが。
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お気に入りのfish bank
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IMG_3932.jpeg飽きてきたから、やっとお料理をするように。
IMG_0082.jpeg息子が作った餃子で。知り合いの方が会社を売って、10ヶ月遊んだら飽きたと、遊びばかりでは飽きると。食事も同じですね。


アメリカにカイロがないのは需要がないからでしょう。

縮小図 1

新規の口座をと思い、銀行へ。丁寧に誘導してくださる方が番号をくださる。

呼ばれた窓口に伺うと、

「どうしてこちらの支店にいらしたのでしょうか。」

「通りかかったので。」

どこで突っかかるかわからない日本。

住民票に身分証明書、もう何度も挑戦したから準備万端。

「ご自宅の近くの支店でのみで新規口座を開けることになっておりまして、、」

「御社は全国展開されている銀行ですよね、自宅から15分ほど歩いて来たのですが。」

「結構な距離を歩いていらっしゃいますね。」

褒められているのではないのだ。

もう何度もハードルを押し倒して、すべて走り超えて来たと思ったのに。

「同じ銀座通りに支店がありまして、、、、」

なぜ距離が関係するのだろう、とつい口にしてしまった。

その支店はここから歩けば5分もかからないだろう、それでも自宅の住所で型切りするから対応できないのだ。

要するに内部内の規則を外部に押し付けているのである。

「それは内部で解決してくださいますか、私には御社の規則は管轄外ですから」と喉元まで出たけれど。

面倒な目にあっている私は、その異様感をゴクンと飲み込んだ。

だから知り合いの外国人は皆、外資系の銀行を使う。

こうして資金も頭脳も流れて出て行ってしまう日本。

グローバル化とか、オリンピックに向けての国際化とか、セクシーな話ばかり耳にするけれど。

この縮小図、真っ当な様で全く適用できない日本が出ているではないか。


どうみたって違法だろうと思う建物が建ち続けている香港。モダンと危うさが乱雑に共存してるからこそ、多少揉まれても負けないのであろう。
IMG_3804.jpg都会のジャングルとはこのこと。去年から4度目の香港。住めそうな気がする。
IMG_3745.jpeg友人が勧めたこのストリートフードはみんな同じ香りがする。女性たちがひっきりなしに働く姿が美しい。
IMG_3752.jpeg高級レストランもどこか完璧ではない。でもそれがなんとも人間らしくて、息苦しくない。

いえいえ、もう銀行への足運びは数えきれませんから。ここで食いついた訳でないんです。



日本人

「日本語が上手ですね〜。」

なんて日常茶飯事。

「お客様はハーフでいらっしゃいますか?」

「なんか小慣れた日本語使うけど、日本長いの?」

タクシーの運転手さんは私を全く日本人とは思わないらしい。

ついでに銀座で30分も話し込んだ呉服屋さんなのに、最後に「台湾からですか?」

美術館では、「日本語のカタログをください」と言う私に「日本語難しいですよー」と英語のパンフレットを渡されることばかり。

しばしば引き止められる路上で質問されるのは必ず英語。

「日本人です。」と答えると、'No way!"が通常の反応。

日本人の触覚が鋭いのはここなのかもしれない。

他者を見分ける力。

これを他者を受け入れられる力に変えていこう。

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2日がお誕生日だから、温泉から帰ると早速誕生日らしいことをして欲しいと息子。プリンスパークホテルでボーリング。
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去年も誕生日にお世話になった銀座のかいかの鉄板焼きで。贅沢、、、。
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初詣は友人と。なんだか血の繋がっていない姉妹を見つけたような、価値観も好みも性格もぴったりな友人。彼女と出会えたこと、これが本当の幸運。
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初着物は江戸小紋で。自分で着出すと、欲が出るんですね。人間って。

変わることに反応が遅いこの大先進国。置いていかれるから、次の世代が心ががり。